山の上

だいたい自分のために書いてる

  •  東京に戻ってきた。家に戻ってきた。地球にちりばめられてを読みながら旅を終えた。なかなかにいい旅だったが、この小説が良すぎて全部持っていかれたくらいの衝撃。この人、海外在住の日本人の中でトップの小説家なんじゃないか。まじで。

  • 新幹線が速すぎて、余韻少なめで品川に到着し山手線。密集地に対してももはや何も感じない。ただただ、帰ってきたのかという感想のみ。躁鬱特有の不快感が増してきていたが、大崎だったか恵比寿の駅だったかで、20代のサラリーマン三人組が車内で解散し、二人がプラットフォームに降りた。一人は車内から見送っていたが、何やら気を変えてその人もプラットフォームに降りていった。先に出ていった二人に駆け足で追いついて「やっぱり一緒に行くわ!」と笑顔で言っていた。なのがあったのかわからないけどほっこりしてしまった。赤の他人にドラマを重ねられるのは都会のいいところだ、となんとなく思った。