山の上

だいたい自分のために書いてる

セッションについていった

シカゴ在住の高校の後輩、竹麿がニューヨークにやってきた。LaGuardia空港まで迎えに行ったら既に外に出ていてすんなり出会えた。感動の再会!実は彼とわたしは地元が一緒で、高校の三分の一くらいは一緒に登校してた。ルートが完全に一緒だったからね、、顔がやつれた気がしたけどキャラクターは変わらずでよかったし、アメリカ生活をはるかに楽しんでた。なんとなく高校の記憶を二人で遡ったらわたしの全然記憶にないイベントがあったのでウケた。4時間くらいの全校集会の日に竹麿が遅刻して体育館に向かっていたら、わたしが逆に体育館の方向から歩いてきて、竹麿が私に「どうしたんすか」と声をかけたら私が「帰るよ〜」と言ったので、そのあと二人で家に帰ったらしい。帰りのバス?電車でわたしが竹麿の写真を撮ってその場で"気をつけ、礼"という言葉を合わせてツイートしたら、集会中の生徒がかなりこのツイートを見てて、その場で笑った人がかなりいたのと、翌日ちょっと怒られたらしい。わたしは全く記憶にないけど…。そんな竹麿がニューヨーク1日目にして、Nubluというジャズ箱の毎週月曜深夜のセッションに飛び込みをするという夢を叶えたいと言っていたので、そりゃあやるしかねえ!と思って付いていった。わたしは特別知識があるわけではないけどNubluがいいベニューなのは知っている。自宅に竹麿のベースやその他荷物を置き、彼をニューヨーク散策に行かせてる間に仮眠をして、夜に再びマンハッタンに出向いた。10時についたら結構早くて誰もいなかった。徐々に集まるミュージシャンが、ベースを裸で持ってきた竹麿に興味を持ち話しかけてるのを見て、ベースを裸で持ってくる作戦が大いに成功したことを喜んだ。隣にいるわたしまでかなり話しかけられた。写真家です、付き添いできました、ベースは引退しました、と何回も自己紹介した。みんなフレンドリーで嬉しかった。ニューヨークの音楽シーンはまたまた世界が狭いのか、人間性が宜しくないとやっていけないのか、あんまり変な人には会ったことない。まあ母数が少ないけど、、。セッションは11時から始まった。演奏者しかいなかったフロアにはいつのまにか観客らしき存在が見え始めた。全然飛び込み方がわからないので竹麿にここは任せて、わたしは二階席から普通に楽しんでた。なんとなく見てたらこれは登録とかは一切なくて、もうノリで楽器を持ってステージに上がったらその瞬間からスタートみたいな感じっぽかった。適当に交代してた。いつ竹麿が勇気を出してステージに行くか、親のような気持ちで見てたら、意外とセッション開始20分以内にはステージに上がっていたので、おお!やった!みたいな、もはやステージにいるだけで感動だったよ。となりのキーボーディストであり本日のホストに演奏中かなりちょっかい出されてたけど。この日はかなりベーシストが多くて、結局2時間のセッションで竹麿が演奏できたのは10〜20分くらいだったと思う。本人談ではかなりショックだったみたいだけど、それについては本人がまた整理するだろうし、その結果は聞いておきたいと思う。それにしてもみんな上手かったな 人数が多すぎて、というか多くなればなるほど統制が取れなくなって、曲ではあるけど、ドロドロの沼みたいになってた時もあった。15ドルで入れるので興味があったら行くといいと思う。