山の上

だいたい自分のために書いてる

2020overview

 迂闊に恋愛を始めてしまうせいで後々苦しんでいる。おそらく大半の人はそうなんだと思うけど、自分はそんなに長続きしないくせにダメージだけはかなり長いスパンで残るのでコスパの悪い恋愛をしてるなあと感じる。

 

コスパの悪い恋愛って嫌な言葉でしょ。あえて使ってるんだよ。

 

 最近本当に忙しかったのが一旦落ち着いたので、昨日は丸一日読書をしたり、歩いて銭湯まで行ったり、変な時間に自炊したり、アシスタントで参加したドキュメンタリーをやっと鑑賞したり、だらだらと過ごしました。

 

 


 今年を若干振り替える作業に入ろうかなと思う。

 1月。それこそ、昨年の今頃は恋愛に浮かれていたような気がした。彼氏に会いにデトロイトまで行って、年越しのためだけに彼氏の運転でカナダに行ったり、そのあとはシカゴにも行った。頭を使わなくてもなんとなく楽しかった時期だった。彼氏のルームメイトやクラブの子達は仲良くしてくれてたけど、あんまり心の底から人と仲良くなれず、なんとなく辛かった気もする。

 

 一月中に帰国してからは劇鬱。このときはまだ心療内科に通ってなかったし、親も私が精神病なのを認めたくない感じで(これは数年前からそうだった)通院の許可も勇気も出ず、とりあえず交換留学の書類だけは用意を進めた。それ以外はずっと寝ていた。

 

 二月もずっと寝ていた。一月より更に寝れるようになり、一日のうち22時間ベットで過ごす。全ての欲求が消滅していたのでとりあえず寝まくっていた。というか体が重すぎて動けないというのが先にあった。このまま三週間くらいは籠りっぱなしだった。

 

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タルベーラの「ニーチェの馬」を観に行く予定しか入っていない



 

 3月。また彼氏に会いに三週間の間渡米。心療内科のおかげでパニックになることなく過ごせた。

コロナ前最後の渡米だったけどすでにアジア人差別が広まっていて、彼氏が白人じゃなければ色々大変だったんだろうなと思う節がたくさんある。LAを中心に買い物したり、ネバダの方にドライブして砂漠をトレッキングしたり、テキサスとデトロイトにも行ったり。この回は充実してたけど、これ以来彼氏と会うことはなかった(残念!)そしておそらく、私はこのアメリカ旅行でコロナにかかっている。復活して帰国したので交代獲得旅行に近い。

帰国。特に何もやることがなかったので毎日散歩して過ごす。頼まれた仕事はこなしていたけど、何がモチベーションというわけでもなかった。


 

 

 

 4月。大学が封鎖されて、授業の開始が延期になった。大学があんまり好きじゃなかったのでこのときは楽しい気持ちになっていた。この頃読書の面白さに気づいて新書を漁り始める。特にオスカールイスの『貧困の文化』を読んだ時には、論文でもなくルポでもない、1日の話を群像劇的に描く手法に感銘を受けた記憶がある。下北沢周辺に引っ越した。

 

 

 

 

 5月。ドイツ語死ねって気持ちで過ごす。新しくバイトを初めて、三年ぶりに定期収入を得ることになった。福島へのフィールドワークを開始したことをきっかけにやっと2020年の制作にエンジンがかかってきた。

 

___と週に一回ほど会い始める。心が落ち着くとともにガチ恋の気配がして鬱になる。

 

 

 

 

 

 6月。制作楽しい!!読書楽しい!!

レギュラーでバイトに入りながらオンラインで大学の授業を受けてた。自分の生活にすごく合っていたのでなんとかレポートも出すことができて、結果25単位くらい取れそう。あんまりここら辺の記憶がないので、やっぱり日記を書くのは大切だなと今思いました。

 

 

 

 

 7月。恐らく躁状態の期間。日本のウイルスに対する危機感が薄れてきた気配がありつつも100人以下で抑えていた頃。バイトに入りながらレポートと前期課題を無事提出した。前期に映像を作った。制作プロセス含めて勉強になった。この月にナウシカを観に行くデートをしたけど、それ以外のことをあんまり覚えていない。

 

 

 

 

 8月。なんとなく意味もなく人に会ったほうがいい気がして手当たり次第に人と会っていった時期。久しく会った人も多くいい試みだった気がする。とにかく忙しかったけど全部楽しかった一ヶ月だった。

中頃には福島にも行って、歩ける範囲の原発の周辺をフィールドワークした。かなりショッキングだった。自分がコミットする範囲のジャーナリズムは、一般的に言われるジャーナリズムとは全く違うんだなという意識が今更ながら出てきた。写真を使って何ができるのか考えた。

 

 

 

 

 9月。大学が始まる前に「パスポートなしでどこまで遠くに行けるか」みたいな話をしてた友人と礼文島へ行った。自分って日本のこと全く知らないんだなと思った。とにかく風が強かったのを覚えている。あと自分って体力ないんだなって感じた。


中学の頃の親友たちと新宿で集合してベラベラ喋った。ITに就職するまともな人生の子、論文のテーマが決まらなかったために留年した子、早く彼氏と結婚したい以外に何も考えられない子、そしてよくわからない私の四人。留年した子がストレス発散のためにものすごく辛い食べ物を注文してた。

 

下北沢の駅前で路上飲みするのが楽しかった。

 

 

 

 10月。トークイベントやエッセイなど、写真以外の仕事が増えてきて、思考がかなり鍛えられてきた。美大で論文卒業を試みようと決意した。展示の話もいくつかあった。気づけば、自分は制作ばっかりしている割に発表の機会がほとんどなかったので、こういう色々な形態でオファーをもらえたのはすごい良かったし嬉しかった。


写真の仕事も安定してきた。相変わらず仕事の量は増えないけれど、一つ一つに自分がやる意味が見えてきたし、ギャラもかつてより信じられないくらい上がった。でもそれは自分の成果ではなくていい人たちに恵まれてるだけだと思う。もっと頑張ろうと思った。

 

 

 

 11月。好きな人の出演する音楽フェスに連れの女として静岡に行ったり、別の学科のゼミに公式参加し始めたり、公私ともにわりかし充実していたけど、薬がないとまともに動けないんだなと痛感した月だった。

バイトがだんだん嫌になってきたので辞める旨を伝えて(実際、写真の仕事が忙しすぎてバイトには手が回らなくなっていた)、論文を書く覚悟も決めたことだしと読書を続けた。その中でも、些細なきっかけで美学の研究者たちに出会い、かなり勉強に対するモチベーションが上がった。人生狂わされてるくらいに面白くて、大学をもっと活用したいだとか、色々キャリアについて考えるようになった。

 

 

 

12月は進行中。