山の上

だいたい自分のために書いてる

体験(2019)

 紙の話をしようと思う。

 

 てっきりブログには書いたかと思っていたんだけど書いてなかった。実はこのとき、2019年の5月が初体験だった。若干緊張してたのと期待が入り混じって複雑だった。

 

 私みたいなパリピでもなければニューエイジに詳しいわけでもないただの一般人が薬物を使うことに対して自分自身どういう風に考えればいいのか分からなかった。ちなみにこの疑問もどういうことかよくわかっていない。薬は全人類に開かれているのだから。
 

 私はキマり始めるまでの記録を時系列に詳しく記録していた。キマり始めてからの記録が全くないのが自分でも恐怖ポイントである(記憶が飛んだとかではなく、記録するのがめんどくさくなったか、楽しすぎて記録を忘れたかの二択です)。

 

 時系列の記録、そしてトリップ中に撮影した写真・画像を掲載する。

 

 

記録5/18〜5/19

22:00 覚悟を決めて摂取。
舌の上に乗せる。無味無臭。とりあえず音楽を聴く。紙を食べながらは話しづらい

 

22:30 まだ特に変化なし。
音楽を聴きながらカーペットの上で寝たりする。部屋にあるものとか画像とか眺めてみたりするがあんまり変化なし。爪が目玉みたいに見えたり、それによって恐怖感はあったりするけど、これが決まってたことによる幻覚なのかはわからない。Kくんは時々様子を聞いてくれたが、このときは何もなかった。

 

23:30 Kくんとの共通の知り合いで、先に日本へ帰国してしまったRくんのインタビューを読んでいるときだったか、Rくんの話をしているときに笑いすぎて紙を飲み込んでしまう。喉が辛い。
変化は先ほどと変わりないが、なんか落ち着きがなくなってきた気もする。

 

00:00 身体に変化。体が軽いけど動きづらい、金縛りみたいな状態に時々なる。
意識をもどせば動くけど一瞬動かなくて焦るみたいな時がたまにある。呼吸が若干苦しくなったがすぐ治った。

段々と、豆電球や、光るものならなんでも、その上にもうひとつ光の輪が見える。丸い光があったとしたら、それの一回り大きいようなドーナツ型の光だ。光の形はタイダイっぽく、輪郭ははっきりしない。霞んでいて、目を凝らしてもはっきり見えない。その光は、最初は黄色(本来の豆電球の色)だったけれど、段々と色が増えていく。黄色の光が緑になったりした

その当時はあんまり決まってる感じはしなかった。

※翌日追記:今考えれば、この時はすでに決まってた可能性大で、初めてだったのもあって怖くなり、あんまり動けなかった。歩いて2秒のバスルームが遠く感じた。

 

 

00:30 引き続きKくんとRくんの話をして爆笑してたら、ふと視界の一部が揺れたり暗くなったりし始めた。室内全体を照らしている室内照明の明かりの量が変わっている気がして、目がチカチカする。嘘だと思った。どうせ大したことないんだろうと思って使っていたのに

 

※本日(2021/1/22)追記:ココから完全にキマっている。今、この記録文を見返しても明らかにおかしいし、何を言ってるかわからない部分がある

 

最初は部屋の辺が大胆に動いたり、増えて重なったりする。線が重なると暗くなる、また消える。上述したひかりのタイダイも少し大きくなった。

 

何か一つの物体を集中して見ている部分以外の物が揺れ始めた。例えば部屋に置いてあるフィギュアを見つめていると、その周りにあるものとか背景の壁がユラユラ動いている。

 

豆電球のコードが蔦のように揺れ始める。タイムラプスで撮影した植物の成長記録みたいにコードが猛スピードで伸びることもあれば、前後左右に揺れたりすることもある。

 

ちょっと効きすぎて怖い。Kがいてくれてよかった。ちょっとしがみつきたいくらい怖かった。

天井を見ながらぼーっとしてみると、だんだん模様が見えてくる。黒い線が模様を描いてアニメーションのように、あるいはgifのように出現したり、消えたり。柄は様々だったし、法則性はなさそうだった。



 残念ながら記録はここで止まっている。しかしトリップ状態は朝8時まで続いていたので、効き始めてから8時間もの間私は壁を永遠に眺めたりしていたということだ。恐ろしい。

 

 

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この二つ光の上にタイダイの光の輪が見えたので写真を撮ったが、勿論幻覚です

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この画像を見るとやばかったです



 

 あと、この文章には記録されていなかったけど、キマっている最中にお手洗いに行って、洗面所の鏡で自分の顔を20分くらい眺めていた。鏡に映る自分の顔のパーツは、ゆっくり崩れ落ちていって、それは地獄のような画だった。目、鼻、口が、氷が溶けていくように下に流れていった。

ここで不思議だったのは、こんな地獄のような顔に自分がなっているに関わらず全く怖くなかったことだ。むしろ私はその時、勝手にこんなことを思った。「インスタグラムの顔フィルターを制作している人は全員薬物をやっているに違いない。あいつらは全員幻覚剤からインスピレーションを得ている」と…(オチはない)